ツッチー

1年目が知らなかった話

犬より先に危ないのは猫——チョコレート中毒の意外な弱点

「チョコは犬に食べさせちゃダメ」——ペットを飼っている人なら、一度は聞いたことがあるはずです。友人の家に遊びに行ったとき、テーブルに置いたチョコを犬が舐めそうになって慌てて片付けた、なんて経験がある人もいるかもしれません。でも、猫を飼ってい...
料理と言語

【命名の謎】「治部煮」はなぜ「治部」なのか——江戸の料理書に残る四百年の語源論争

「治部煮」は金沢を代表する加賀料理だ。だが「治部」という漢字の意味を答えられる人はほとんどいない。実はこの語源、江戸時代の学者から現代の研究者まで、四百年近く決着がついていない。🦆 今回のテーマ石川県金沢市の郷土料理「治部煮」。名前の由来に...
料理科学ノート

生姜の辛み成分が加熱で変わる科学——ジンゲロールとショウガオールの正体

生の生姜をすりおろした時のピリッとした鋭い辛さと、乾燥生姜やジンジャーパウダーの、じんわりと喉の奥に残る辛さ——同じ生姜なのに、なぜこんなに辛さの質が違うのだろうと、厨房で何度も不思議に思ってきました。実はこの違いは、生姜に含まれる辛み成分...
料理と言語

【命名の謎】「八幡巻き」はなぜ「八幡」なのか——放生会で殺生を隠すため生まれた”隠し食い”の知恵

おせち料理の定番、八幡巻き。ごぼうを軸にウナギやドジョウを巻いた、あの一品です。でも「八幡」って、いったい何のことか考えたことはありますか?実はこの名前、京都のある神事と、殺生を"こっそり回避する"庶民の知恵に由来しています。🍳 今回のテー...
1年目が知らなかった話

十割そばが切れやすいのは、あるものが入っていないから

「十割そばを頼んだら、箸で持ち上げた瞬間にブツブツ切れてがっかりした」——そんな経験がある人、実は多いのではないでしょうか。高級店で「十割そば、打ちたてです」と出されたのに、なんだか頼りなく切れてしまう。これ、お店の腕が悪いわけでも、あなた...
料理科学ノート

肉を叩くと柔らかくなる科学——筋繊維とミオシンが変化する仕組み

肉を焼く前に、包丁の背やミートハンマーでバンバン叩く。この一手間だけで、同じ肉なのに驚くほど柔らかくなるのはなぜでしょうか。感覚的に「繊維がほぐれるから」と思っている人は多いです、実は肉の中で起きているのはもっと具体的な、筋肉の構造レベルの...
1年目が知らなかった話

絹ごし豆腐、絹は一切使われていません

絹ごし豆腐には、絹は一切使われていません。「え、そうなの?」と思った人も多いはずです。木綿豆腐の「木綿」が実際に布を使うことに由来するのに対し、絹ごし豆腐の「絹」は布ではなく、あのなめらかな舌触りを絹にたとえた表現にすぎません。両者の違いを...
料理と言語

【命名の謎】「雷こんにゃく」はなぜ「雷」なのか——バチバチと鳴る油はねの音が名前になった精進料理の知恵

「雷こんにゃく」というメニュー名を見て、天候と何の関係があるのか疑問に思ったことはないだろうか。実はこの名前、空の雷とは無関係。フライパンの中で鳴る、ある「破裂音」に由来している。🍳 今回のテーマ「雷こんにゃく」の名前の由来と、その裏にある...
料理科学ノート

揚げ物の衣に炭酸水を使うと軽くなる科学——気泡と粘度が生むサクサク感

なぜ天ぷら屋や中華の名店は、衣に炭酸水を使うのだろうか。実際に使ってみると、いつもの水で溶いた衣より驚くほど軽く、サクッと歯切れの良い仕上がりになる。同じ粉、同じ油なのに、水を炭酸水に変えるだけで食感がまったく違って感じられるのは、現場で最...
料理と言語

【オノマトペ】「つるつる」「ずるずる」——麺をすする音のオノマトペはなぜ日本語にしかないのか

そばやラーメンをすする「ずるずる」という音。実はこの音、世界の言語の中でもかなり珍しい存在だと知っていましたか?「つるつる」と「ずるずる」、似ているようで実はまったく違う種類の言葉なんです。🍜 今回のテーマ麺をすする音のオノマトペ「ずるずる...