ツッチー

料理と言語

【外来語】「オムライス」は日本語か英語か——和製英語料理名の法則

「オムライスください」——そう言っても、英語圏のレストランでは通じない。実は「オムライス」は、日本で生まれた言葉だ。🍳 今回のテーマ「オムライス」「ナポリタン」「ハンバーグ」……日本の洋食には、外国語を巧みに組み合わせた和製語が多い。その命...
1年目が知らなかった話

「黒糖」と書いてあっても、本物じゃないものが普通に売られている

スーパーのお菓子コーナーに「黒糖」と書かれた商品が並んでいる。黒糖飴、黒糖ラスク、黒糖饅頭——どれもそれっぽい名前だ。でも実は、その「黒糖」、本物じゃないかもしれない。「黒糖」と「加工黒糖」は、全然別のものだ。でも見た目は似ているし、名前も...
料理科学ノート

味噌汁を沸騰させてはいけない科学的理由(香り成分と高温の関係)

「味噌汁は沸騰させてはいけない」——料理の基本として多くの人が知っているこの鉄則。しかし「なぜいけないのか」を科学的に説明できる人は少ない。単に「風味が飛ぶから」という感覚的な理解にとどまっている料理人も多いだろう。実は、味噌汁の品質を左右...
料理と言語

【オノマトペ】「じゅわっ」の科学——肉汁が出る瞬間に使う言葉と食欲の関係

「肉汁がじゅわっとあふれ出す」——この一文を読んだだけで、口の中に唾液が浮かぶ人は多いはずだ。でも、なぜ「じゅわっ」という言葉には、これほど食欲をそそる力があるのだろうか。🍳 今回のテーマ「じゅわっ」というオノマトペが持つ、食欲を刺激する不...
1年目が知らなかった話

スーパーのアスパラは、ほぼ全員オスです

スーパーの野菜売り場を見回しても、「性別」なんて気にしたことはないはずだ。でも実はアスパラガス、あなたが思っているよりずっと「性別」が重要な野菜だ。「植物に性別なんてあるの?」と思うかもしれない。あるんです、それも結構はっきりと。そしてスー...
料理科学ノート

蒸し料理の科学(水蒸気と対流熱のしくみ)

蒸し料理は、古来より世界中で親しまれてきた調理法だ。茶碗蒸し、蒸し餃子、シュウマイ、蒸し魚――どれも蒸すことで独特のやわらかさとしっとり感が生まれる。しかし「なぜ蒸すと食材がしっとり仕上がるのか」「オーブンや煮る料理とどう違うのか」を科学的...
料理と言語

【語源】「刺身」はなぜ「刺す」のか——切り身と呼ばない理由

「刺身」という言葉、よく考えると少し不思議だ。魚を「刺す」のではなく「切る」のに、なぜ「刺し身」と呼ぶのか。「切り身」と呼ばないのはなぜなのか。📖 今回のテーマ「刺身」という料理名に隠された語源と、日本語の「切る」が縁起の悪い言葉だった歴史...
1年目が知らなかった話

飲んではいけない人たちが、最高の酒を作った

お坊さんは酒を飲んではいけない。仏教の戒律でそう定められている。でも、日本酒の醸造技術を最も磨いたのは、その「飲んではいけない人たち」だった。奈良県の正暦寺(しょうりゃくじ)。ここが「清酒発祥の地」とされている。室町時代、この寺の僧たちが現...
料理と言語

【外来語】「コロッケ」のフランス語発音との乖離——croquetteはどこへ行ったのか

「コロッケ」という名前に違和感を覚えたことはないだろうか。フランス語では「croquette(クロケット)」——なのに日本では、なぜ「コロッケ」と呼ばれているのか。🌍 今回のテーマフランス語「croquette(クロケット)」が日本語に入る...
料理科学ノート

野菜を塩もみすると水が出る理由(浸透圧の科学)

キュウリに塩を振って揉むと水が大量に出る——「塩もみ」は日本料理の基本的な下処理のひとつですが、なぜ塩を振るだけで野菜から水分が出るのかを科学的に説明できますか?この現象の正体は「浸透圧(osmosis)」という物理化学的メカニズムです。浸...